モーレア島は、首都のパペーテより、高速船で約30分。アクセスもよく、綺麗な海と山を気軽に楽しめるディスティネーションとて注目されているリゾートアイランドなの。ボラボラ島は、日本でも屈指の憧れのハネムーンディスティネーション。もちろんモーレア島にもたくさんのハネムーナーがやってくるけど、ボラボラ島の旅よりは、若干リーゾナブル。ホテルのランクも若干落ちるけど、海よし、山よし、見所多し、なかなかコストバリューの良い渡航先。なので、日本の旅行会社もリーゾナブルなパッケージツアー客をたくさん送っているわけです。
そんなモーレア島でみかけたのは、ちょっと奇妙な光景。日傘をさしてリゾートをうろつく、日本人カップル!どちらかというと、高級リゾートを主に扱っていたせいか、あまりパッケージツアーのお客様を目にすることがなかったせいなのか、こういった光景をあまり見てなかったの。パッケージツアーということは、量販されているリゾートだし、多くの日本人が滞在しているから、いろんな日本人に会うことも当たり前。それに、パッケージユーザーの中には、海外旅行がはじめてだったりするケースもあると思うの。だけど、リゾートのTPOは少しは考えてくれたら!と思わずにはいられない。だって、黒い日傘に、黒いワンピースだよ!!!宗教上の理由があるとかならともかく、一応日本人だし、イスラム圏ではないわけだし、ちょっと黒すぎるでしょ!!!腕にひよけ手袋をつけている人だってみかけちゃうんだから!!日焼けをしたくないなら、南国リゾートじゃないところに行けばいいのに・・・。なんて思ってしまいます。それに、どうして、黒い日傘を!?せめて白い日傘とか、もっとリゾートの雰囲気を考えて傘選びをしてほしかった〜。黒い日傘をさしてうろうろする日本人カップルを、どれだけの外国人が奇異なまなざしで見ていたことか・・・。せめて、エマニュエル夫人のような、つばの大きなお帽子をかぶるとか、リゾートならではのアイテムを楽しむとか、いろいろ楽しむ方法はあると思うのだけど。
あと、ハネムーンカップルがたくさーんいるんだけど、ハネムーンに見えないの!!ご兄弟ですか?って聞きたくなっちゃう感じのカップルが多い!まず、男女がそれぞれ荷物を運んでるケース。せめて荷物は旦那とポーターで運ぼうよ!バスから降りるときも、妻を気遣うわけでもなく・・。サークルの合宿ではないんだし。ホテルのポーターも、女性の荷物を持たない男性には、ちょっと驚くってよ!たしかに、レディファーストが徹底してない日本だけど、一応タヒチはフランス圏だし、レディーには気遣わないとね。男性なら、女性をきちっとエスコートしましょうよ!しっかりして!日本人男性諸君!
僕は、必ず出発前に、行程表をみながらじっくりブリーフィングをするんだけど、そのときに、必ず、それぞれの場面でのファッションや立ち振る舞いについて、アドバイするようにしているの。さすがに、日傘をすすめたことは一度もないけど。日傘をさす習慣が、現代の世界スタンダードではないことを、日本人も分かってほしい・・。(ちょっと日傘にこだわりすぎ!?)晴れの日に傘をさすことが縁起が悪いと敬遠させる国だってあることをお忘れなく。それから、自分の立ち振る舞いも、周囲の人々にとっては、景色の一部になっているもの。自分のファッションや、立ち振る舞いが、お互いに景色を構成する一部になっているのだから、もう少し、気を使っていただけたらと思います。
ただ、ホテルのランクが下がってくると、客層の幅も広くなっていく。日本人に限らず、メインロビーを海パン一枚でうろつく奴とか、メインロビーで、日焼け止めを塗りたくっている奴とか、メインロビーで、プリングルスを抱えながら、ばりばり食べてる奴とか、ぬれた海パンのまま、ロビーのソファーに座っちゃって、次に座る人のお尻がべちゃべちゃになちゃうとか・・。黒い日傘と黒いワンピース。黒尽くめの日本人女性がいたりとか・・・。この手のホテルは、特にホテル側も注意喚起するわけではないので、驚く「すげー奴」が登場するのも仕方ありません。それが嫌なら、カジュアルなリゾートには来るなよな!ということだと思うので。モーレア島のすべてのホテルがそうだということではありません。モーレア島の中でもお安いホテルでは、こんな光景が、僕は気になりましたという報告です。